とつか町だより

アクセスカウンタ

zoom RSS 荷宮和子「なぜフェミニズムは没落したのか」

<<   作成日時 : 2005/05/02 02:09   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

なぜフェミニズムは没落したのか

荷宮和子の本は初めて読んだけど、非常に真っ当な人ですね。。
ぼくの中では斎藤美奈子と印象がかぶります。
言っていることがまともで、文章が面白くて。軽妙な文体でいながら抑えるべきところは抑える、みたいな。

思想・信条的な面でもぼくの考えと近いので、うむうむと頷きながら読んでいたのですが、話が「性」の問題になったとたんに強い違和感が。たとえば荷宮さんは買売春(特に買う側)に対して否定的なんですが、その根拠が(よく読まないと分からないけど)、要するに「セックスは好きな相手とすべきものである」ということのようなんですね。少なくともぼくにはそういう風に読めた。
そのこと自体には特にぼくも反対するわけじゃなくて、おそらくそれが「真っ当な女の感覚」なんだとは思うんですが、売春を自殺、買春を殺人に譬えるというのはどうもよく分かりませんでした。強姦は殺人だろうけど、買春はせいぜい自殺幇助ではないだろうかと。それに、性的サービスを提供してその対価を受け取るというのは、売り手と買い手が納得ずくであれば、必ずしも否定できないというのがぼくの感覚なんですが、、ぼくがいちばん違和感を持ったのは次の箇所。
「出会い系サイト絡みのトラブルでは買春よりも強姦が多い」
03年の8月、『日刊ゲンダイ』でこんな記事を目にしたことがあるが、「使う側」の立場に立ってみれば、そんなこと当たり前のことである。「素人の一本釣り=怖いおにいさんが出てくる心配がない」のに、律儀に金を払う男などいるはずがないではないか。(213ページ)

いやまあ確かに踏み倒す奴は多いと思うけど、「律儀に金を払う男などいるはずがない」ってのは言い過ぎでしょう。さもなきゃ援助交際なんて成立しない。
この辺はやっぱり男性としての感覚なのかなあ。。。

そう言えば斎藤美奈子がドラえもんのしずかちゃんがスカートをめくられるシーンを「セクハラだ」と糾弾していたけれど、それにも違和感を覚えたな。これもたぶん、真っ当な女としての感覚では×で、男性はその辺、非常に鈍感なんだろうと思います。

たぶん上野千鶴子を代表とするフェミニズムが「没落した」のは、学問的であろうとしすぎ、もしくは男性学者への迎合により、そういう「真っ当な女としての感覚」を失ってしまったからだ、というのがこの本の結論なのかもしれません。

あと「(ヤクルトの)古田のルックスって男としては間違いなく『いい男』だけど、女だったら間違いなく『ブス』だよな」ということが書いてありましたが、我々30代男子はそろそろ「女古田」タイプの女子の魅力に気づくべきですね。特に30代毒男。
なぜフェミニズムは没落したのか (中公新書ラクレ)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
『なぜフェミニズムは没落したのか』
『なぜフェミニズムは没落したのか』 荷宮和子・著 中央公論新社 (ISBN:4-12-150159-4) ...続きを見る
インセイニッキ(発表前テンパリ味)
2005/07/19 06:13

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
荷宮和子「なぜフェミニズムは没落したのか」 とつか町だより/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる