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<<   作成日時 : 2005/05/02 20:13   >>

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大阪出張の帰り、4月30日土曜日の丸一日時間が空いた。まっすぐ東京に帰るのもつまらないので、どこかに乗りに行こうと思った。基本は関西本線を使って名古屋に出る方法。そのついでにローカル線ぽいところを乗ってみたい。JRで言えば桜井線・和歌山線。ローカル線とは言えないけど片町線。和歌山に回るんだったら廃止予定の南海貴志川線、さらに足を伸ばして紀州鉄道。奈良県内には近鉄の細かい支線がいくつもあるし、三重県には三岐鉄道もある。滋賀県方面で草津線とか信楽高原鉄道、近江鉄道も考えられる。名古屋でリニモに乗ってみるという選択肢もある。

いろいろ考えたのだが、結局、新大阪駅みどりの窓口にて、「新大阪→京都→木津→亀山→名古屋→東京」というルートの切符を購入。あとは出たとこ勝負ということにする。スケジュールのポイントは関西本線の加茂−亀山間で、ここは1時間に1本しか列車がない。帰りがあまり遅くなるのは嫌だし、日が暮れてから乗っても仕方がないので、18時から19時くらいに名古屋を出る新幹線に乗ることをイメージして出発。

新大阪駅には脱線事故に伴う福知山線一部区間の運休について案内が出ている。ホームには例の207系電車が止まっていて、何となく緊迫感のようなものを感じる。ぼくが乗った快速米原行きは、先行列車の遅れのため2〜3分遅れで運行されており、ときどきお詫びの放送が入る。京都には9時10分くらいに到着。

京都駅からは奈良線に乗る。かつてはこの線は単なるローカル線で、近鉄や京阪に大きく遅れを取っていたのだが、近年はスピードも本数も大幅に改善し、通勤・通学路線として生まれ変わっているらしい。今回の脱線事故でJR西日本についてはいろいろと言われているが、民営化後に相当の営業努力をしてきたのは確かなようである。ただ、利便性・スピードを優先するあまり、安全がおろそかになっていた可能性があって、それが事故につながったということなのだろう。
ぼくが乗ったのは9時19分発の「みやこ路快速」である。普段は奈良行きだが、今日は臨時列車「みやこ路レジャー号」として桜井線の桜井まで延長運転している。快速列車は京都・奈良の間を40分ちょっとで結んでおり、日中は1時間に2本走っている。単に京都から奈良まで行くのであれば近鉄の方が少し便利かもしれないが、宇治・城陽などの住民にとってはずいぶん便利になったと思われる。沿線はどんどん宅地化が進んでいる雰囲気。
切符のとおりに乗るのであれば木津で降りるべきであるが、ぼくはそのまま「みやこ路快速」改め「みやこ路レジャー号」に乗り、奈良から桜井線に入った。時刻表の愛読者としては、桜井線と言えば京終・帯解・櫟本の難読駅名3連続が思い起こされる。何となく古い都に来たという感じがする。10時22分天理着。ふと天理教の総本山を見てみたくなったので、ここでいったん下車する。駅員さんに途中下車の説明をするのに少し時間がかかる。切符の券面は「大阪市内→東京都区内」なのだから仕方がない。

天理市は日本唯一の宗教都市と言ってもよいと思う。市の名前からしてそうだし、市内にもとにかく天理教関連施設が目立つ。駅のホームにも「ようこそおかえり」と大書した看板が掲げてある。ここは全ての天理教信者にとっての故郷なので「おかえり」と声をかけるのだそうだ(天理教の教義では、この地で人類が創造されたとのこと)。この「ようこそおかえり」は駅だけでなく町のいろいろなところに書かれている。

天理教教会本部(「おやさと」)まで歩いてみる。例の黒い法被を着た人が(当然のことながら)多い。地元の教会の名前が前の袷のところに書いてあるのは、連休を利用してお参りに来ている人なのだろう。けっこう若い人たちも見かける。天理高校とか天理大学の学生かもしれない。
教会の建物は一見すると普通の神社っぽいが、どことなく雰囲気が違う。境内に妙な清潔感が漂っている。要するに、「現役」の宗教施設なんだなあと思う。参拝を終えた人は入り口のところで改めて本殿に向かって一礼してから出て行く。年配の人だけでなく、10代に見える若い人たちもちゃんとお辞儀をしている。ひとしきり「宗教」について考えたのち、駅に戻る。

またJR桜井線に乗ることも考えたが、近鉄に乗ってみることにする。目指すは両端とも「西田原本」「新王寺」で中途半端に他の線とつながっていなくて前から気になっていた田原本線。11時32分、京都行き急行で天理線の分岐駅である平端まで行き、橿原線で田原本へ。田原本駅でいったん改札の外へ出て、踏切を渡って50mくらい歩いたところに西田原本駅がある。静かな町中に二つも駅があってなんだか不思議な感じだ。

西田原本発12時01分の新王寺行きに乗る。田原本線のワンマン電車は奈良盆地の真ん中を横断するような形でたんたんと走る。ただ、単調なようでいて、意外に起伏はある。水田、竹林、住宅地・・・。21分間で終点の新王寺に到着。新王寺駅は王寺駅の片隅のようなところにあった。

王寺からJR和歌山線で高田に向かう。この区間は「和歌山線」とは言っても、大和路線の支線のようなもので、ぼくが乗ったのもJR難波から来た区間快速であった。高田で再び桜井線に乗り換える。先ほどのは奈良線からの直通で快速仕様の列車であったが、今回は桜井線本来の編成である。2両編成のワンマンで、運転席のところは運賃箱が設置されている。電光掲示式の料金表が掲げられていて、1両に1台整理券の発券機もある。要するに完全にバス仕様である。予備知識がなかったので驚いた。駅に着くと降りる人は先頭のドアに行き、運賃箱に料金を入れて降りる。乗車できるのは各車輌の後ろのドア1箇所で、乗車時には整理券を取ることになっている。
このスタイルであれば車掌も駅員も要らないわけで、確かに合理化には資するのだろうけど、運転だけではなく改札までやらねばならない運転士の負担はけっこう大きそうだ。
桜井線は奈良盆地の端をぐるりと半周する。大和三山が見えるが、黄砂のためか少々霞んでいる。どの駅にも古墳の案内があって、降りて散歩してみたくなるが、今回は鉄道優先ということで、山の辺の道を散歩するのはまたいつか機会があったらということにする。

再び奈良駅に戻り、時刻表を見ると、加茂で亀山行きに乗り継ぐためには約50分待たなければならないことが分かった。いったん改札を出て、少し散歩してみることにする。ところがこの日は4月としては異例の30度近い気温で、荷物も多く靴も合わなかったため、三条通を少し歩いたところでグロッギー気味に。東大寺にも春日大社にも往復できる時間はないので、駅前で軽くごはんを食べて駅に戻る。14時50分奈良発の大和路快速で加茂へ。木津を出たところで本来の切符のルートに戻る。

加茂駅で向かいのホームに待っていたのは、15時08分発、亀山行き2両編成のディーゼルカーで、こちらもバス仕様のワンマンである。こちらはドアも折り畳み式で、桜井線の車輌よりもさらにバスっぽい。車内放送によれば、ホームにお客さんがいないときは乗車用のドアは開けないらしい。これで「関西本線」なのだから凄い。とはいえ、連休中だからなのか、乗車率はほぼ100%である。

正直、奈良で暑さにやられてお疲れ気味だったのだが、名張川の渓谷が続く車窓の眺めはかなりのものだった。桜の名所でもある笠置駅では、八重桜が咲いていた。月ヶ瀬口を出ると山城国と伊賀国の国境を越える。京都府と三重県が境を接しているというのは初めて知った気がする。伊賀盆地へと降りていくと伊賀上野。欧米系の外国人観光客が乗ってくる。忍者の里ということで来たのだろうか。盆地を抜け、次は伊勢国との国境に向けてディーゼルカーは登っていく。草津線との分岐駅、柘植を過ぎると急勾配で知られる「加太越え」がある。蒸気機関車の昔は難所だったという峠を越え、鈴鹿平野へとディーゼルカーは降りてゆく。柘植で乗ってきた30台半ばと思しき女性3人組が騒がしい。亀山着16時27分。この駅からJR東海の縄張りとなる。


亀山発16時45分の名古屋行きは2両編成の電車で、若い女性の車掌さんが乗務している。無人駅ではホームに降りて改札もしたりして忙しそうだ。四日市から先は近鉄と競合しており、どう考えても向こうが優勢だと思うけど、2両編成のせいかもしれないが乗車率はまあまあで、JRも案外健闘しているようだ。富田駅では三岐鉄道三岐線のホームが見える。今は近鉄富田駅からしか旅客列車は運行されていないはずだが、いちおう駅名表示板も残っている。桑名駅の近くでは三岐鉄道北勢線の西桑名駅に、可愛らしい黄色い電車が発車を待っているのが見える。乗ってみたいがもう時間切れだ。桑名からは大垣を経て揖斐まで行く近鉄揖斐線も分岐している。名古屋に近づくに連れて車内の込み具合が増し、通勤電車に近い状態で終点名古屋、18時04分着。

名古屋駅の新幹線ホームできしめんを食べてから、のぞみで東京へ。きしめんには花かつおと思っていたが、ここのは普通のうどんの具だった。

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