とつか町だより

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<<   作成日時 : 2006/08/09 22:34   >>

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小島道裕「信長とは何か」
史料がたくさん引用されていて、分かりやすくまとまっていて、かつ新しい信長像が呈示されていて、なかなか面白かったです。

岡田暁生「西洋音楽の歴史」
理論に走っておらず、いわゆる「クラシック音楽」の歴史を概観するには良い本だと思います。

小説新潮編「官能小説マニアックス」
荷風ファンとして「四畳半襖の下張」が手元にないのはイヤだったので、杉本彩の表紙が恥ずかしいのも我慢して買いました。「四畳半〜」は確かにポルノだけど、どうしてこれがかつて発禁にまでなったのか分からないなあ。野坂昭如たちの裁判の頃はすでに、ある程度の教養がないと読めないものになってただろうに。

北田暁大「嗤う日本のナショナリズム」
北田さんはぼくと同年代の社会学者なので前から気になる存在です。この本はあまり一般向けに書かれてないですね。「抵抗としての無反省」とか難しくて一読しただけでは意味がつかめない。サラリーマンがさらっと読んで分かる本ではないです。

司馬遼太郎「功名が辻」
ものすごく後味の悪い小説。結局山内一豊は一国の主の器ではなかったというのが結論。週刊文春の「ホリイのずんずん調査」でも指摘されていたけど、司馬遼太郎は山内一豊という人物に最後までさほどの興味が持てなかったようですね。

斎藤環+酒井順子「「性愛」格差論」
これは非常に面白かったです。斎藤環が「おたく男性」はさほど悪いものじゃないと酒井順子を一生懸命洗脳しようとしているところとか。斎藤さんの「おたく」に対するスタンスはぼくと非常に近いものがあります。おたくそのものではないが、おたくに近いメンタリティと、おたく文化に対する強い興味を持っているあたり。この本を読んだあと、連れ合いとベビーカーを押して池袋「乙女ロード」の探索に出かけたりしました。

金子雅臣「壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか」
実際に現場で数多くの相談を受けてきた人だからこそ書けるという感じ。加害者がいかに無自覚かつ用意周到にセクハラを行うのかがよく分かる。

小森陽一「村上春樹論 『海辺のカフカ』を精読する」
こんなひどい本を読んだのは久しぶり。全編が強烈な悪意と牽強付会に満ちあふれています。小森陽一って左翼系知識人なのかなというくらいの認識だったけど、これじゃ「サヨク」は悪く言われる一方だと思う。ぼく自身、たとえば靖国神社はカルトだと思っているし、思想的にこの人と反対なわけではないけど、「海辺のカフカ」をこんな風に読む人がいるなど思いもよりませんでした。いやまあ、テクストを誤読する自由は読者の側にあるけど、誤読した結果で小説家を批判するというのは違うと思う。だいたい最初の方で高松を松山と間違えているし(誤植かもしれないけど2箇所も間違っていた)、フロイトの肛門期とかカビが生えた説で論じ始めているし・・。マジで780円と時間の無駄。

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