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zoom RSS 時刻表おくのほそ道 わたらせ渓谷鐵道・上毛電気鉄道編

<<   作成日時 : 2007/02/18 22:32   >>

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前日から続く

2月16日(金)
いろいろ検討したが、この日はわたらせ渓谷鐵道を中心にスケジュールを組むことにする。宮脇ファンの聖地・間藤駅を見てこようというわけである。いきなり朝からアクシデント。保育園にかばんを持って行くのを忘れる。ただ財布とカメラはポケットに入れてきたので、あとは時刻表さえ買えば何とかなる。そのまま電車に乗ってしまうことにする。
昨日と同じく日暮里で常磐線に乗り換え、北千住で下車。東武の窓口で相老までの特急券を購入し、キオスクで買った時刻表を脇に抱えて特急専用ホームへ向かう。9時01分発の赤城行き特急「りょうもう5号」に乗ると、あとの接続がうまく行くので、これに乗らないわけにはいかなかったのである。ホームはビジネス客などで思った以上に込んでいる。
車内で時刻表を見ながらあらためて今日の計画を練る。わたらせ渓谷鐵道を往復したあと、素直に両毛線で小山に出て帰るのが当初の計画であったが、今月号の時刻表の「ダイヤに輝く鉄おとめ」で上毛電気鉄道が紹介されているのを見て、これに乗ってみたくなった。いろいろ調べると、新幹線を使えば保育園のお迎えの時間に間に合うことが分かった。
特急りょうもう5号は、館林・足利市・太田とJRでは東京から不便な地方都市で次々と乗客を降ろしつつ、伊勢崎線を北に向かう。太田から桐生線に入り、藪塚・新桐生と停車して10時39分、相老に到着。
相老駅はわたらせ渓谷鐵道との分岐駅という以外に特に何もない駅らしい。いったん改札を出て、間藤までの切符を買い、わたらせ渓谷線のホームに。待つほどもなく、あかがね色の気動車が1両、桐生方面から到着。「わたらせII」のヘッドマークをつけている。10時45分発の間藤行きである。接続時間は6分なので、非常に良い。ここが今日のスケジュールのキモである。
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車内は地元のお年寄りと所用客少し。しばらくは田畑と住宅の間を走るが、大間々を過ぎると一気に雰囲気が変わり、気動車は渡良瀬川の渓谷へと分け入っていく。宮脇先生も書いていたとおり、「○○峡」と名付けたいような美しい峡谷の眺めが続く。今は冬だが、新緑や紅葉のシーズンはもっと車窓がきれいなんだろうなと思う。
ただ、車内においてあるパンフレットなどを見ていると、わたらせ渓谷鐵道ではいろいろと観光客誘致の仕掛けもしているようだが、実態はかなり苦しいのではないかなと感じる。駅のイルミネーションをしているらしく、電飾がたくさん下がっているのだが、昼間に見るとかえって美観を損ねているし、水沼駅の温泉センターや神戸駅の列車を使ったレストランなども、観光客がわざわざ来るほどの場所ではないだろう。地元のお年寄りの短距離利用が中心では、こんな山の中にそれなりに長い路線を運営し続けるのは難しいように思う。
原向を過ぎるといよいよ足尾の市街に入ってくる。車窓に昔の鉱山都市の名残が見えてきて楽しい。鉱山が閉山してかなり経ち、山にはそれなりに木が生えそろってきているようだ。通洞・足尾と停車して、終点間藤には12時16分に到着した。最後まで乗っていたのはぼく一人だった。
間藤駅は「時刻表2万キロ」に国鉄全線完乗の場所として登場する宮脇俊三ファンの聖地の一つだ。先日買った別冊太陽の宮脇俊三特集で、間藤駅の待合室に展示があるという情報を得ていたので、早速待合室へ。ところが、泥靴を履いた作業員のような若い女性(?)が展示の真下で弁当を食べていて、あまり展示をゆっくり眺めることができなかった。追悼記帳のためのノートは、ちょうど昨年の暮れあたりにいっぱいになってしまっていた。
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いずれにしても、折り返し列車の待ち時間を利用して足尾の街を少しでも歩いてみたくもあったので、間藤駅をあとにして通洞駅方面に歩いてみる。廃墟に見える建物の中にも、実はまだ生きているものがあることが分かる。あとで調べると古河機械金属はまだ足尾にいくつか拠点を置いているようだ。それにしても、死に行く街であるのは確かなようだ。共産党のポスターが妙に目立つ。足尾駅には国鉄時代の気動車が何台か、雨ざらしになっている。街の中心である通洞駅も静まりかえっていた。先ほど乗った気動車が間藤から折り返してきて、12時53分に通洞を発つ。
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先ほど来た道をそのまま引き返す。大間々で車輛を1両増結して、運転士も若い人に交替する。2両編成になったが2両目には乗客はほとんどいないようだ。下新田を過ぎたあたりでJR両毛線に合流して、雰囲気が別世界のようになる。14時14分、桐生着。
桐生駅で非常にまずいソバを食べてから、JRの駅のすぐ北にある上毛電気鉄道の西桐生駅まで歩く。上毛線の車輛は昔の井の頭線を改造したものらしく、懐かしい感じを覚える。運転士は残念ながら、時刻表の「鉄おとめ」で紹介されていた女性ではなく、おっさんだった。14時46分発の中央前橋行きに乗り込む。
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上毛線は、いかにも「地元の足」という雰囲気の鉄道だった。関東平野北部の田園風景の中をコトコト走る。車窓には最初から最後まで常に赤城山が大きく見えている。終点の中央前橋には15時38分到着。
ここから前橋駅まではなんとか歩くつもりだったのだが、上毛線到着のたびに前橋駅行きのシャトルバス(100円)が出ているとのことなので、乗ることにした。なぜかレトロ調のバスである。乗客はぼくと若い女性の2人。前橋駅まではバスならすぐだが、歩くと15分くらいかかるらしい。前橋駅からは高崎行き普通列車と上越新幹線を乗り継ぎ、無事にお迎えの時間に高田馬場に到着。2日間で、思う存分「鉄」分の補給ができた。心なしか、体調も良くなったような気がする。

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