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zoom RSS 角川「書道字典」を買ってみました

<<   作成日時 : 2007/12/02 11:00   >>

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新字体だの旧字体だの文字コードだのについて考えるにあたり、筆記体がどうだったのかという観点が抜け落ちている気がして、さしあたり、角川書店から出ている「書道字典」を買ってみました。本来は書道をたしなむ人のための字典だと思われますが、漢字については、唐代の楷書から始まって、行書・草書、篆書、金文・甲骨文が、実際の碑文や書からの転写で親字ごとにずらっと並んでいます。ながめているといろいろなことが分かって面白いです。
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旧字にこだわり、当用漢字・常用漢字の簡略字体を攻撃する人たちの中には、「康熙字典体」を絶対のもののように考えている人がいるようですが、それは大きな考え違いだということが、この字典を少しながめただけでもよく分かります。たとえば「者」という字について、この字典に掲げられている字体には、点のついたものは一つもありませんし、「青」という字については、下の部分が「円」になっているものも一つもありません。つまり「者」とか「」という字体は、「康熙字典体」という活字書体に特有のものであると思われます。

もちろん当用漢字で採用された簡略字体が素晴らしいというわけではなく、攻撃する人たちの論拠は「基準がない」ということで、それは確かにその通りだと思います。筆記体と活字体を統一するのは良いとしても、楷書を取るのか、行書を取るのか、また広く通用している異体字を取るのかなど、どういう基準で決めたのかよく分からないというのは確か。ただ、コンピュータ時代になってから「旧字体」を知った世代(ぼくも含む)には、戦前には誰もがどの場面でも「旧字体」を使っていたような錯覚をしてしまう面があるので、その辺は気をつけなければならないでしょう。

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